見落としがちだけど一番大切な、台湾人の美肌の3つの秘密。

台湾の女性はすっぴんでも肌がキレイです。日差しがとっても強いのに、ツヤツヤピカピカしている人が多い。そして、明るくて元気でエネルギーが内側からあふれている感じ。

男性も年配でもたくさんおしゃべりして、笑って、イキイキとパワフルです。

かといって、元気すぎてこっちが気後れしてしまう感じもありません。台湾にいると、人の大らかな優しさと、そのまんまで大丈夫だよ、という言葉にならないふんわりとした包容力にこちらまでホッとゆるむ、そんな感じが好きな方も多いのではないでしょうか。

 なぜ、台湾の人はすっぴんできれいなのか?

私は香港に4年ほど住んでいたことがありますが、その時も、あの空気の汚い香港の人たちの肌のきれいさに驚き、ずっと疑問に思っていました。(香港の雰囲気や香港人の性格は台湾とはまったく違いますが)

「なぜ彼らはこんなにも肌や髪がきれいなのか?」

そして台湾に暮らす今、やっと分かってきたことがあります。

答えは、とってもシンプルなことでした。

それは、台湾人(香港人)がスキンケアに手間ひまかけているから、なのです!

、、、あれあれ?

でも考えてみると、日本人だってスキンケアには熱心です。様々な化粧品を試し、サラダも野菜ジュースもなるべく食べて、サプリやエステやパックやマッサージローラー。お金も手間も惜しまない。なのに、日本人は化粧しないと外に出られないし、アトピーや肌トラブルもすごく多い。年配の女性ですっぴんで自信を持てる人というのは少ないのが現状です。ある程度の年齢になれば、はだは明らかに衰えを見せる、だからボトックスとか整形とか、ね。

では、台湾人は日本人以上に手間とお金をかけているということでしょうか?それともそこには何か日本人が知らない「秘密」が隠されているのでしょうか、、、?

 美肌の秘密は手間ひまをかける場所!

「手間もお金も惜しまない」これは日本人女性も台湾人女性も同じです。

ではなぜ、日本人女性はこんなに頑張っても年々肌質が低下し、生理痛はひどく、更年期障害に苦しみ、台湾人女性は年をとってもモチ肌すっぴんでかっぽし、生理痛は少なく、更年期性害のホットフラッシュに悩まされにくいのか、、、?

そう、日本女性も台湾女性も、スキンケアにかけているお金も手間も同じ。だけど、手間をかけている場所が違うのです。「スキンケア」という概念を語るとき、日本人と台湾人では根本的に見ているところが違う、というのが一番大きな原因なのです。その差が、これだけ大きな結果を産むのです。

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 その違いが美肌の差。養生は外からか内からか?

スキンケアといって日本人女性が実践しているのは、外からのケア。高い化粧品や石鹸を使っていても、エステに通っていても、食事はコンビニ弁当や菓子パンなんて人も多いのでは?せいぜい罪滅ぼしに休日の朝のスムージーでしょうか。

それに対して、台湾女性や香港女性が実践しているのは、おもに食養生。小さいころから母親やおばあちゃんに教えられてきた養生の知恵。彼女たちの知識は中医学をベースとしていて、基本は多少違えど、日本でも昔々は代々女性に伝わっていたものなのです。冷たいものを食べない、生理の後に血を足す、季節の変わり目にはふさわしい食材で体をいたわる、、。日本人から見ると「それ何、健康おたく?」とでも言われそうなことですが、この積み重ねこそが、日本人が忘れてしまった、内側から輝くプリ美肌の秘訣に他ならないのです。

 

1、生理の時には体を冷やさない

昔の私は、生理の重要性をまったく知りませんでした。女だから仕方ないけど毎月面倒だなぁ、と思っていました。そして、生理で失った血を足してあげないといけない、などということは考えたこともなく、もちろん、生理中の体を養生することなんて思いもしませんでした。こういう知恵は、ぜひ小学校や中学校や高校で教えてあげてほしいと思いませんか。こんなにも女性の人生を左右する大切な知恵はないと言えるぐらい、大事なことなのに。

生理中というのは、体が疲れやすく、冷えやすい時期です。だから、生理中に冷たいものを食べたり、氷入りの水を飲んだりするなんて、言語道断!!大事な子宮まで冷えてしまい、体は普段以上に酷使されて疲れてしまいます。逆を返せば、生理中に体を大事に温めてあげたら、その後の回復も早く、しかも来月の生理が格段に楽になります。子宮が元気になるということは、言うまでもなく、美しさが増すということなんですよ。輝くような桃色の素肌、いいですねぇ!!

生理中に避けてほしいもの

・冷たい飲み物、アイス、ビール、コーヒー(ホットでも体を冷やします)、緑茶(コーヒーと同じ)、野菜ジュースや果物ジュース、刺身、生野菜、果物、ナスビ、タケノコなど。

見ていただいて分かるように、実際に冷たい、ということだけが問題ではありません。食べ物には体を温めるものもあれば、冷やすものもあります。その冷やすものは意識して避けることが、本当に大事なことなんです。ナマモノは魚でも野菜でも、体を冷やします。すきっ腹にビールや刺身やサラダなんて、生理中でなくてもご法度なんですよ~。(ショックを受けているあなたの気持ち、よく分ります)

 

2、普段から冷たいものは飲まない

生理中だけでなく、台湾や香港では普段から冷たいお水は飲みません。衛生上の事情もあるでしょうが、中医学は経験医学。昔の人は胃を冷やすことがどれだけ体に悪影響か、経験から分かっているからです。香港でも台湾でも、お店に行って出されるお茶やお水に氷は入っていません。カフェでもお水は常温。そこにレモンやライムが入っていることはあっても、氷が入ることはありません。

冷たいものを飲まなくなると、逆に冷たいものを飲んだ時に体が疲れるのが分かるようになります。胃がキュッとなって、体が縮こまる感じ。『生ビールのジョッキは冷えてないと嫌』派だった私ですが、変わったこと、変わったこと。うちの母も同じく氷ジョッキ派でしたが、私が冷たいものをやめたと聞いてから自分も試してみたそうで、今ではビールは、「先に注文して少しぬるくなってから飲むようにしてる。ア○ヒのスーパードライはダメね、ビールの味が不味いから。」なんて言ってます。ちなみに、うちの母は化粧品もテキトウで、エステなんて行かないのですが若々しくて驚くほどです。

とはいえ、現代では台湾でも香港でも、ジュースやミルクティーなどの飲み物に氷がたっぷり入っていたり、かき氷やスムージーがあちこちにあったりと、南国ならではの冷たいものもたくさんあります。今の若い世代を年配の世代が心配していることは、言うまでもありません。

冷たいものは体を冷やすだけではなく、内臓の機能を低下させます。だから、冷たいものをとるとてきめん、栄養を吸収したり、老廃物や添加物を排出したり、栄養を体全体にいきわたらせたりする力が低下します。「それでも冷たいものがなきゃ、無理!」という気持ちは分かりますが、お金もかからず、手間も時間もかからない最高の美容法ですから、試してみない手はないと思いませんか?

冷たいものを減らし、将来的には飲みたくない、というところまでもっていけば、思いがけず体のあちこちが良くなって、びっくりすること請け合いです。

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3、生理の後には薬膳で血を足す

生理の後、血を足すということを意識している日本人女性がどれほどいるでしょうか?貧血にでもなれば「レバーやほうれん草」だけど、普段は無頓着ですよね。日本の病院(西洋医)で血液検査をして「貧血です」といわれたなら、中医学的に見ればそれはよほどの重症です。生理前にイライラするとか、便秘で便がコロコロとか、疲れやすいとか、そういうのも貧血が関係していることが多いのです。

台湾では一般的な知恵として、生理の後には中薬(漢方)のスープをたいて飲みます。最近では錠剤だったりしますが、やはり効果があるのは煮出したスープ。時間がない人は薬局でたいてもらって出来たものを家で飲んだりしています。良い文化だなぁといつも感動します。

家でたくのも簡単で、コトコト煮出すだけ。それを体調にもよりますが、毎月三日ほど続けるのです。これを続けていると、すごく差が出るようで、昔からずっとこれを続けている台湾人女性の美しさに驚いたことがあります。中薬は買って飲むのではなく、見立ててもらって飲むことが大事。生理には○○というだけではないので、お気をつけください。中薬を売る薬局の人のアドバイスで買ったり、中医師(国家資格の医師)に処方してもらったりします。

日本ではすっかり忘れ去られている感がありますが、「美しい」ということは「健康である」ことの結果でしかなんですよね。美しさをのぞむなら、健康を回復しなくてはいけないのです。肌があれているから、太りすぎているから、むくんでいるから、だからお昼はコンビニのサラダと野菜ジュースで、なんて発想は、落ち着いて考えてみたら意味不明なのです。栄養が不足していよいよ体は弱りますし、添加物で疲れが加速し、冷えで内臓の動きも鈍くなる。

日本では薬膳食材の良いものはなかなか手に入りにくいのが現状です。私たちが台湾からおろしている薬膳食材の品質にこだわるのは、やっぱり体のために良いものを選ぶことが第一歩だと考えるからです。良いものは、美味しいですしね。

血を増やすために食べたほうが良い食材は、なつめ、くこ、龍眼。これらはそのままでもお茶にしても。黒木耳、小松菜、プルーン、牡蠣、貝類、これらは季節であれば意識してたっぷりと食べてほしいもの。産地にもご留意を。

ほうれん草はシュウ酸が多く、しかもスーパーなどで売られているものは肥料を与えすぎていて窒素過多ですので、おススメしません。緑色が濃すぎるものは、あくが強すぎて口の中がギシギシしたり、ポクポクする食感のものが多いですね。かといって、色が薄くて柔らかい水耕栽培のサラダほうれん草もおすすめしません。路地物で茎がピンク色でぐっとパワーのあるほうれん草を見つけたら、お浸しにして美味しいお醤油と胡麻で食べたいもの。レバーもおすすめしないのは、最近の家畜は薬漬けで、その薬が内臓にはとくに残るからです。

栄養とは、数値ではなく全体の作用ですから。

 まとめ 台湾人の美肌の秘密は、血の養生にあり

1、生理の時には体を冷やさない
2、普段から冷たいものは飲まない
3、生理の後には薬膳で血を足す

これらの知恵は、簡単に言えば血の養生です。良い血を増やし、体にしっかりと巡らせることができれば、体は勝手に美しくなっていきます。外からいくらごまかしても限度がありますし、何より、美しくなりたい女性が目指すのは、きれいな肌や輝く瞳。化粧品のサポートがなければ見られないような肌を目指している、なんて人は決していないと思います。でも今の世間の流行にのっかっていると、そういう根本的で大切なことを見落としてしまいがちです。

体の内側からの養生は、時間がかかるように思われがちですが、意外なことに効果が出るのははやいもの。私の場合は、知らないうちに生理痛がなくなっていて、生理前のPMS(月経前症候群)のイライラやドカ食いもおさまりました。最近は「会う度に若返ってる」と言われたりしますが、それは以前がひどすぎたということで、、。まぁ正直言って私はまだまだ自分の体に合わない小麦粉やコーヒーや甘いものが大好きで、肌がきれいとは言えません。とはいえ、問題と解決方法を知っているということは、変化を起こせるということ。少しずつ体と相談して内側からの養生中です。

ぜひみなさんも、台湾や香港の女性にならった本当のスキンケアをはじめてみてください。数か月なんてあっという間に経ってしまうものですから、毎日の心がけが大きな変化となって帰ってくる日も目の前です!!

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