台湾で犬と暮らす。フレンチブルドッグの老師(ラオシー)と師父(シーフー)がうちにやってきた!

2月20日に家族の一員となった、牛柄の老師(ラオシー)10月3日生まれ、黒チビの師父(シーフー)11月15日生まれ。どちらもフレンチブルドッグ(法国牛狗)。

ペットショップの犬を飼うことだけはすまいと思っていたのに、保健所の保護犬のサイトを毎日チェックしても良いご縁が感じられず、ついつい見に行ってしまったショップで出逢ったラオシーとシーフー。名前の由来は「先生」。老師も師父もどちらも「先生」という意味で、私たちのところに教えに来てくれた師匠という氣持ちをこめて。

今日は私たちの忘備録。お時間があればお読みください。

日本にも連れて帰れるからずっと一緒に

やっぱり一番氣になっていたのは、もし日本に戻ることになったら何か月も空港で拘留されるんじゃないか、ということでした。だからまず、日本に電話をかけてその件を調べました。結果、きちんと予防接種がなされていて、半年前から申請がされていたら大丈夫とのことで、一安心。つまり、空港で拘留せずとも私たちの移動と共に通関できるということ。台湾からは船も出ているので、飛行機に乗せると危険な鼻の短いフレンチやパグでも、移動できます。

私たちの出会いの物語

じつは白黒の牛柄犬(ラオシーの方)は、2週間前にも同じショップのケージにいました。そう、この時もうっかりと見に行ってしまって・・・。牛柄できれいな模様で、とっても愛想が良くて元気。なのにもう2ヶ月もそこにいるとかで、体もすっかり大きくなっていました。顔や仕草はあどけないけど、サイズはもうほぼ成犬です、とお店の人にいわれるぐらいでした。ケージから出してもらうと、ちびって喜ぶほど。でもケージに戻されたらサッと静かに寝ていました。状況にしっかり慣れて受け入れている印象でした。

その牛柄は、今回もショップにいました。さらにちょっと大きくなった感じ。でも今回は、牛柄のケージには「有縁賣」という紙が貼られていたので、「よかった、ご縁があったんだ!」と思ってほっと一安心。

10円ハゲのフレンチブルドッグ

その時、背中に立派な10円ハゲができて毛も薄くてネズミみたいな黒チビを、店の奥の隅っこでてらきちさんが見つけました。顔が丸っこくてすごく可愛い黒チビ。でもちっちゃくて、ガリガリで、眠ってばかり。抱き上げられることが恐いらしく、持ち上げようとすると一生懸命体を低くして少しでも逃げようとしています。それでも膝に乗せるとブルブル震えて一生懸命くっついてきました。毛も薄くなっていて、耳もなんだか先がボロボロになって、あきらかにアレルギー持ちで成長も遅そう。他のフレンチの子供がふっくらムッチリしているのを見ても、この黒チビは決して調子がよさそうには見えませんでした。

「顔はすごく可愛いけど、病気っぽいから縁がないんだろうね。でもアレルギーは治るのにね、食事で」

他のかわいい犬はすぐ一緒に暮らしたい人が見つかるだろうけど、でもこの子は・・・。だからといって、全部の犬に同情するわけにもいかないし、、、と思いながらお店の人と話していたら、「もう一匹この子もいるわよ」と言って指さしたのが牛柄のあいつでした。

ご縁じゃなくて、売れ残り!?

「あれ?こっちの犬はもう行き先が決まってるんじゃあ?」

「いえいえ、まだですよ。」

なんと、牛柄もまだ家族が決まっていませんでした。たしかに、よく見直すとくだんの紙には「ご縁があれば売ります」という意味の文字が。つまり、「ご縁があって売れました」ではなく「売れ残って安くなっていますよ(ご縁がある方価格)」という意味だったのです!売れ残るとフィリピンなどに流される、という話を聞いていよいよ悩みます。でもショップで買うということは、システムをサポートすることになる、という常識的な自分の声。でも今目の前にいる犬と出会ってしまったからには、もうそんな理屈は踏みにじってやる!

二人の意見がまっぷたつ・・・

元気で大きい牛柄が氣になってしょうがない私と、病気がちの黒チビが氣になってしょうがないてらきちさん。一旦お店を離れて歩きながら話して、とにかく命を預かる重さを、何度目になるか分からないぐらいですが、もう一度話合いました。もちろん、2匹と暮らすなんて選択肢はありませんでした。

そして、もう一度お店へ。同情で選ぶなんて失礼で傲慢な考え方はすてて、一緒に暮らしたいかどうか、それによってどんな暮らしをしたいか考えた結果、決めました。

そして・・・決めた!!

今回の犬暮らし計画は、てらきちさんがすごく乗り氣ではじまったもの。だから、そのてらきちさんの黒チビを抱っこしている時の嬉しそうな顔を尊重することにしました。本当ならショップでのベストの選択はきっと、ふっくらしたかわいい仔犬。でも出会いってスローモーション、じゃなかった、、出会いは突然に。

そして、閉店ぎりぎりまで考えて考えて、黒チビを連れて帰ることに決めました。てらきちさんが契約書にサインをしている間、私は椅子に座っていました。それは、閉店に合わせて牛柄が移された奥のケージの近く。中で大人しくこちらを見ていた牛柄でしたが、その時急に暴れ出して、大きな声でキャンキャンないたのです。運命論とかいうタイプじゃないけど、こういうのに弱いのよ、私・・・。しかも、ケージの中で飛び跳ねたから頭をぶつけておでこに怪我までして。

「ダメだ、置いて帰っちゃダメだ!」

とまぁ、センチメンタルジャーニーなわけですよ。

住所を書いてサインしようとしていたてらきちさんを慌てて止めて、もう一晩だけ考えよう!と衝動的に言ってしまったのです。お店の人は「デポジット払っておかないと他の人が・・」なんて言ってましたが、どう考えても閉店したんだから、明日の朝の開店まで誰も来るわけがない。しかも、病気の黒チビと売れ残りの牛柄だから。苦笑

そして、翌日に決定をもちこす

そこで、また明日来ると伝えて、その晩はもう寝るのも寝ないようにして考えて、でも話しても話しても堂々巡りで、翌日も氣になって早く目が覚めて、また同じこと話して。そのうち二人で、もしも私たちが行く前にほかの人とご縁があれば、それも嬉しいことよね、なんて言えるほどに落ち着きました。(考え疲れたとも言う)

そうして、お昼前の開店からしばらくの頃に再訪。もちろん彼らはそこにいました、というか、店自体開店時間すぎてるのに半開きだし。ケージを忙しく掃除する店の人を横目に、再び二匹に対面して、しばらく抱っこさせてもらって、そしてまたもや決められずお昼ご飯に。

もうね、ここまでくると悩み疲れでなんか、判断とかできない状態になるんですね。

近くだったので珍しく小籠包を食べに行きました。そこで相席になった気さくな日本人のご夫婦。奥さまがすごく素敵な方で、何度目かの自由観光だそうで、台湾情報を話したり、まるで親戚みたいに犬のことも親身になってくれたりしているうちに、犬を一緒に見に行きたいということになりました。

行って見てもらって、相変わらずチビリの牛柄と、震える黒チビ。「本当ねぇ。こっちはもう大きいし、こっちは病氣みたいねぇ。でも可愛いわねぇ。この際思い切って、二匹ひきとっちゃえば?」

そういわれてみたら、そんな氣もしてきて、考えてなかったわけではないし。あぁ、もうやっぱりここまできたらそうなのかな、という氣もしてきて。だって今さら牛柄も黒チビも置いていけないし、一匹だけなんて選べない。黒チビのアレルギーや薄毛はドッグフードを食べさせる家に行ったらきっと治らないだろうし、牛柄はあんなに大きくなっていてしかも台湾では人気のない柄らしいからきっとそのままフィリピンに・・・ええい、ままよ!!!

私「二匹にしよう!!」

てらきち「ええ!!いいの!?憧れのダブルフレンチ!!」

ということで、決めました。今度は本当に決めました!!ご夫婦にはここで別れを告げて、あとは契約書にサインして、近くのペット道具店を見に行って、100%天然の鹿骨だけ購入して。

ドックフードを買えだの、皿やケージを買えだの言ってくるお店のおばさんを振り切って、店内と外の温度が違うと風邪をひくからと段ボールの持ち帰りボックスに入れられた2匹と共にタクシーで帰宅です!!タクシーの中では箱の蓋を開けて、立ちあがって周りを見ながらの移動。牛柄なんてきっと2ヶ月毎日ショップ内だったはずだから、外に出てびっくりしてたんだろうなぁ。

こうして、うちに家族が2匹増えました。さてさて、どうなることやら・・・・。

はじめての玄関で、お互いにご対面。今まで寝るときのケージは隣だったみたいだけど、交流はなかったもんね。

 

Related Entry

ただそこにとどまる、ぼんやり見つめる、深呼吸する、音をきく。...

台湾の米どころ池上に行って、電線の無い美しい風景と弁当を堪能...

退屈な日々と、台湾の魚と料理のこと

朝の日の出とともに自然と目が覚める暮らし

キモかわい、、くない犬

台湾の暮らし まえがき