台湾のオーガニックショップ(有機)で買い物する時の注意点

台湾はオーガニックショップが花盛りで、あちこちに新しいお店ができています。オーガニックや有機と聞くとイメージが良いものですが、気をつけておかないとせっかくのお買い物が・・・。台湾に限らず、オーガニックビジネスには落とし穴もたくさんあるんです。ここでは、台湾のオーガニックショップでお買い物をする時の注意点をまとめておきますので、ぜひお土産探しや生活用品を買う時の参考にして、美味しくて本当に良いものを選んでくださいね!

オーガニックショップ(有機店)には、オーガニックじゃない商品も多い

台湾のオーガニックショップにかぎらず、日本でもオーガニックショップ、健康食品店、厳選食材の店などが増えてきましたね。こういうお店は体に良くて美味しいものがたくさんありそうで、ワクワクしますよね!!

でも、台湾のオーガニックショップの店内の商品すべてがオーガニックなんてありえるのでしょうか?

残念ながら、答えはNO。

考えてみたら、あれだけの数の商品がすべてオーガニック認証をとっているなんてありえませんよね。オーガニックのものしか置かないとしたら、どうしてもお店のサイズは小さくなるし、本物のオーガニックは収穫量がそんなに多くないものがほとんどだから、チェーン展開も望めません。

ということで、オーガニックショップでも置いてあるものは「オーガニックのもの+一般のもの」であることを頭に置いておきましょう。私は、オーガニックショップというのは、「オーガニック(の物もある)ショップ」という風に考えています。名前のイメージに惑わされずに、本当に良いものを買うようにしたいですね。

普段、オーガニックショップでの買い物で私が気をつけていることは次のこと。

買う前にぜひチェックしてほしいのは、商品のここ!!

これは、オーガニックショップにかぎらず、私が通常の買い物でいつも気をつけている点なのですが、食品を買うときには、

原材料表示

を必ず確認しています。今では商品を手に取ったら裏返す(表示を見る)のが当たり前となっていますが、以前は裏なんて見たこともありませんでした。自分が食べるものの材料を確認もせずに買っていたなんて、おかしなことです。

それにしても、日本でも台湾でも、商品のパッケージは素敵なイラストやいいイメージの言葉が並んでいます。でもいざ裏側の品質表示を見ると、、、残念なことにその実態が見え隠れ。ですから何を手に取る時も、私が一番にチェックするところは原材料表示です。

台湾のオーガニックショップの原材料表示で確認してほしい2つのポイント

ポイント1、産地

台湾ではオーガニック商品はまだまだ海外のものが主流です。若いオーガニックファーマーも増えてきていてだんだんと台湾産のものも増えているとはいえ、オーガニックショップのラインに乗るほどの量はなかなか難しいのでしょう。

しかも、日本と同じように、台湾でもアーモンドやカシューナッツのような木の実は採れないし、パスタなどはほとんど作られていません。シリアルも。ですから、オーガニックショップで見慣れた商品はやっぱり日本と同じように輸入品になってしまいます。そして、輸入品は高い。日本と同じぐらいか、日本より高いぐらいです。わざわざ台湾で買うよりも、日本で豊富な種類の中から選ぶのが賢明です。

台湾で買うなら、やっぱり遠い国から長い時間をかけてやってきたものより、台湾産のものを選びたいですよね。小麦や小豆や米に関しても、台湾産かなと思いがちですが、輸入品も多いのが実情。最低限、産地は確認して買うようにしています。

 

ポイント2、添加物

そしてもちろん、品質表示を見てチェックするべきは添加物。

ラベルだけでは農作物の肥料の状態までは分らないにしても、後から加えられた添加物は表示されています。いくら農作物がオーガニックでも、添加物がたっぷりなら買いたいものとはいえません。たとえば、放し飼いで薬を打たずに時間をかけて育てられた鶏肉の鶏団子に保存料と旨み調味料が入っていたら、、、もちろん買いません。裏のラベルをチェックすれば、漢字表記とはいえなんとなく意味は分かるものです。

そんな中で、添加物が入っているかどうかの一番簡単なチェック方法は、材料数が多いか少ないかです。たとえば冷凍の団子やハム・ソーセージ、お菓子や麺、どんな加工品でもまっとうな作り方をすれば、使う材料はそう多くはありません。スパイスの種類が多いなら別ですが、基本的にはどんなものも数種類の調味料と肉などだけでできているはずです。そこに、さまざまなカタカナ表記(台湾ならアルファベット表記)があふれている時点で、添加物と防腐剤と旨み調味料が入っていることは確実となります。

たとえばソーセージが作られるプロセスを大まかにでも分かっていたら、「肉、腸、塩、スパイス」が通常の材料だと分かります。そこに見慣れないものが入っているなら添加物か防腐剤か発色剤。たとえば海外での買い物で、書いてある文字がはっきりわからなくても、材料の数が多すぎるかどうかはすぐに分かります。これは意外とよい指標になります。

おもな材料がオーガニック、というだけのうたい文句に惑わされずに、きちんと材料を確認してください。

牛乳を果物に与えても、オーガニック

ところで、「オーガニック果物」も台湾には増えてきました。

でも、オーガニックってトリッキーな言葉なんです。「オーガニック」というからには、その農法は、土を良くして生態系のバランスをとりもどし、自分で育つ力のある野菜や果物を育てるものだと考えがちです。オーガニックは土づくりに時間がかかるから、オーガニック認証をとるための移行期間があって、農家さんは農薬をやめるだけでなくこの間に土を変えるためのさまざまな努力があるのだろうなぁ、と。私もそう思っていました。

ある日、ファーマーズマーケットでオーガニックパパイヤを買おうとしたとき、「牛奶木瓜」という表示が。「木瓜」はパパイヤのこと。そして「牛奶」は牛乳のこと。

・・・牛乳パパイヤ?(パパイヤ牛乳というドリンクは「木瓜牛奶」と書きます)

農家さんに尋ねてみると「うちのパパイヤには牛乳をあげているから、甘くてすごく味が濃いのよ!!」と誇らしそうな答えが!!!!!

台湾の一部の農家さんでは、「有機」=「特定の農薬を使わず、化学的な肥料を使わず、有機栽培用に販売されている高めの肥料を使うこと」だと思っている人が少なからずいます。日本もそうではないでしょうか。その考えからすれば、化学的に作られていない「牛乳」を肥料に使うことはオーガニックということになるのです。

でも、土に牛乳をまいて生態系が良くなるとは到底思えません。牛乳という動物性の肥料のせいで土の力が弱まって、近い将来良くない結果になるのは目に見えています。肉骨粉と同じ発想だと驚きました。目先の収穫はよくなっても、継続性はまったくないのではないでしょうか。土の中の微生物の生態系もさらに破壊されてしまうでしょう。ビジネスだけでオーガニックをとらえるとこうなってしまう。とても残念です。

こういうビジネスのトリックのような仕掛けを知るにつけ、「変だなと思ったことを調べること」「情報をもとに自分なりに考えるということ」の大切さを思います。

 

台湾産の乳製品はほとんどない、ということは・・・

ところで私は普段から牛乳を飲まないのですが、台湾の乳製品はほとんどが輸入品です。

ですから、チーズやバターなどもほとんど輸入品。オーガニックショップでたまに台湾の牛乳を見かけますが、これも少ないみたい。一般のスーパーで1リットルや2リットルのものを売っていますが、これはどこのなのかな。100%鮮乳というのは少ないと聞いたことがあります。自分が飲まないので詳しくないのですが。料理に使いたい時に一度オーガニックショップで台湾産の低温殺菌の牛乳を買ったことがありますが、小さい瓶での販売で、いつ見ても量はあまり置かれていません。

ほかに乳製品といえば生クリームですが、台湾産はまぁ、ものすごく珍しい、少ない!

市販品はほとんどが輸入品です。ですから生クリームなどはとくに氣をつけないと、当たり前に添加物の入ったものか、植物性のものになります。これはオーガニックショップでもそうですが、一般店でも原材料表示をよく確認する必要があります。純正の生クリームは、少しの振動でも固まってバターになってしまいますから、国内で作れないと純正生クリームの輸入は難しいんです。一度だけ、台湾産の生クリーム(昔風の牛乳瓶入り)を買ったことがあります。

気づいてしまった、台湾のケーキの裏事情・・・

ということで、お気づきでしょうか?

そう!台湾のケーキ(日本もそうですが)の大半は偽生クリーム(添加物や保存料の入った生クリームもどき、もしくは植物性生クリーム)で作られています。アチャー!!!

そして、さらにもうひとつ。

タピオカミルクティーなどのスタンドジュース店が有名な台湾ですが、一般店では粉ミルク(脱脂粉乳)を使っています。「鮮牛奶」と特別に書いてあれば、使っているのは新鮮牛乳です。(でもその牛乳が成長ホルモンで育った牛の乳か、添加物を入れた加工牛乳か、もしくは幸せに育った牛の牛乳を低温殺菌したものかはまた別のお話)お店によっては、粉ミルクの通常商品に、別途お金を足せば新鮮牛乳に変更できるところもあります。

台湾のオーガニックは日本より安い?

B級グルメや庶民派グルメが注目されがちな台湾。その流れで、タイやベトナムのように物価が安いと思われがちですが、良いものは日本と同じかそれ以上の値段で販売されています。オーガニックショップでも、ファーマーズマーケットでも、なんでも決して安くないなというのが印象です。輸入品でなければ安いかというと、そうじゃない。やはり日本のオーガニックぐらいの価格になっています。つまり、高いです。

とても不思議だったのは、給料の安いこの国で誰がそんなに高いものを買うのか、ということですが、台湾には富豪がいます。というか、日本みたいに富豪が少ない国は珍しく、台湾では富裕層と一般層がパッカリと分かれていて、この小さな国にかなりの数の富裕層が暮らしています。彼らにとっては高い買い物もなんのその。ですから、お店にはいつも人がいて、すべてのオーガニックショップが賑わっているとまではいかなくても、高級食材を日常的に買っていきます。

台湾ではお金持ちは一般日本人に想像できにくいぐらいものすごくお金持ち、一般人は日本人の所得の3分の1から半分、という感じでしょうか。ちなみに、日本人は国民総中流、という珍しいパターンです。余談ですが、世界でオーガニック市場が伸びやなんでいるのは、日本ぐらいなんだそうですよ。

台湾のオーガニックショップでお買い物の際には、ぜひ原材料表示を確認して、台湾産の心ある農家さんや生産者さんが作ったものを買ってください。体も心も台湾パワーを受け取って、グンとエネルギーがわいてきますから!

 

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