台東で家が見つからない理由と、台湾の田舎での家の探し方

台東に荷物ごと移動したのが5月7日。今日は20日。まだ家は見つかっていない。でも毎日刺激的で先の見えない感じが気持ち悪くも良くもある。

台東での家探しが難しいのは、田舎だから。日本の田舎と同じ問題が台湾にもある。きっと世界中同じなのかなと思うけれど、田舎には家があっても借りられない。

たとえば、誰も住んでいない家だけど

  • 賃貸に出すのは面倒だからほったらかす
  • 捨てられない荷物がたくさんあって片付けられない
  • 年に数回たまに戻ってくる

というのが大体の家のほったらかし事情。あとは身内での所有権争いとか。

そうしてほったらかしているうちに年月が過ぎて、家も古びてしまって。でも日本と少し違うのは、台東では空いている家は賃貸より売りねらいが多いというところ。日本の田舎の家には、売りにも出さないし貸さないしで、結果ほったらかしというパターンが多いけれど台東は売るつもりはあるけど、貸す気はないという家も多い。家を買うということは、台湾の人にとっては投資の意味が大きい。値段が上がれば売る。ヘタに賃貸していると、売りたい時に売れないというのも賃貸があまりない原因だし、もちろん他人が住んで家が傷むという問題も、きれい好きで細かい日本人からは考えられないレベルで起こる。

そんな台東で家を探すなら、何をおいても「人脈」。そして言わずもがなの「タイミング」。家探しはタイミングなのはどの国も同じだけれど、不動産がまったく頼りにならず、ネットにも情報が出ない田舎だからこそすべては人づて。そして台湾あるあるの「勢いと気まぐれ」。

台湾で何かをする時に一番大事なキーワードは「会う」。情報が不確かでも、事前に家の写真なんかなくっても、細かいことをとやかく言う前にとにかく「見に行く、会いに行く」すると他の物件が芋づる式に出てきたり、そこにいた別の人から新しい情報がもたらされたりする。

先に写真を送ってくれたらこんな家見に来なかったのにとか、住所送ってくれたらまずは勝手に見てきます、なんて合理性は捨てなくてはいけない。

台湾にいるとゲームってまさに人生だし、人生ってゲームだなと思う。ロールプレイングゲーム。ファミコン時代のドラクエとかマザーズとかしか知らない私だけど、RPGではこの村のこの人と話すと隠れ村への扉が開くとか、Aさんと一度話して別の村のBさんと話してもう一度Aさんと話すと違う話が聞けるとか、そういうまどろっこしいことがよくあった。それを地で行くのが台湾の暮らし。まどろっこしくて人間くさくて温かい。

台北ならそれでも、ネットの不動産情報を見て自分で大家に連絡して家を借りるというシンプルな方法があった。不動産屋を介さない賃貸も多くて、大家との直接の人間的な関係が要求されるところが日本と違う台湾風。でも田舎ではそうはいかない。

すでに2週間近く。毎日のように「明日はこんな家を見に行こう」と知り合いやそのつながりから声がかかっていたけれど、それもそろそろ玉切れの様子。まだ家が見つかる気配はなく、なかなかに難航している。きっとこの時間が必要なんだろうな。

Related Entry

仕事と暮らしのバランス。台湾の楽園(台東)に引っ越します!

台湾の米どころ池上に行って、電線の無い美しい風景と弁当を堪能...

朝の日の出とともに自然と目が覚める暮らし

台湾の週末はオーガニックマーケットが面白い!希望広場(希望廣...

台東の家探し。賃貸物件はホーンテッド・・・

台湾に来てはじめて芽生えた、日本人という意識