犬の耳の炎症(外耳炎)くさい耳だれ、耳の熱、かゆみと痛み、犬の外耳炎を治したよもぎの簡単な自然療法。(フレンチブルドッグ)

昨日から今朝にかけて、久しぶりのたっぷりの雨。この暑い日々に、恵みの雨という言葉がピッタリなタイミングだった。今の家には果樹園がくっつているから、たっぷり雨が降ってくれれば水撒きの心配もなくなって、ほっとする。

家から海に浮かぶ緑島が見える。そこがにわかに白く煙ったと思ったら、白いモヤはだんだんとこちらに近づいてきて、あっという間にこちらも雨に変わる。雨ってこうやってやって来るんだな。

突然のくさい耳だれ

土曜日からシーフーの耳が炎症を起こして、すごくにおいがきつい耳垂れが出ていた。その日、片方の耳からダニが2匹も見つかって、炎症を起こしているのはそちら側の耳だったから、きっとそのダニのせいかとは思ったけれど、様子を見ていた。

日曜日の昼頃ちょうど町で買い物をしていた時に、きゅんとないて首をかしげて耳が不愉快そうにしはじめた。耳を見ると、くさい液体状の耳垂れが増えている。日曜に開いていて、ネットの評判も悪くなさそうな獣医に駆け込んだ。状況を話すと、

「それならこの薬ですね。これを耳に1日3回さして。あとはノミとりの薬ね」

「これはダニが噛んだから炎症を起こしたんでしょうか?」

「そうですね。薬で治ります」

「薬は使いたくないんですが。体にもよくないので」

「では治りませんよ。薬を使わないとまたダニがつきますから。体には安全です」

「分かりました。(ノミさえ殺すノミ取り薬が危険じゃないわけないのになぁ。いい切るところがすごい)少し考えます。とりあえず今日は耳をかくのを予防するカーラーをください」

ろくに耳の中ものぞかないし、耳垢の検査もなし。耳のにおいをかぐことさえもしなかったし、話も立ち話。忙しい中、その場で話を聞いてくれたのはありがたいけれど、あまりに診察が適当すぎる。首に巻くカーラーも、はじめのものは大きすぎて、車に乗ってからまた引き返し、一つ小さいサイズに変更したもらった。そんな獣医師の診断にあきれて、帰宅。

ヨモギで炎症をとる

帰る途中でヨモギを摘んでくる。耳も熱をもって赤くなっているし、臭いし、私が見てもあきらかに炎症なんだからまずは炎症を抑えようと。きっかけとなったであろうダニは、もちろんすでに除去しているから、ダニの予防方法は後日検討することにしよう。まずはヨモギで目の前の状況に対処、対処。

ヨモギは芽の柔らかい部分だけを摘む。水で洗って、しばらくもたせたいから水につけておく。

海辺で拾ってきていた平たい石と流木で、ヨモギの葉をすりつぶす。葉ものは金気を嫌うから、ヨモギにも包丁やプロセッサーは使わない。はじめは木の先で叩いていたけれど、なかなか大変で、思い立って棒の横の広い面ですりつぶしてみたら、すごく簡単にペーストになった。水をほんの1,2滴足すと、エキスが出やす。

 

ぽってりとした軟膏状になったら、軽く広げて人差し指につけて、耳の内側に押しつける。軽く押すとヨモギエキスがにじんできて、上手く耳の中にヨモギエキスを塗る形になる。こすって刺激しないように、できるだけそっと押さえる。しばらくしたらそっとはがして、裏側を別の場所に押しつける。

犬の耳の中は複雑な形で、しかも、炎症を起こしているからできるだけ刺激したくない。でもこの方法だと、触れるのはヨモギだし、触れたところにはヨモギエキスがつくし、ヨモギがすでにポッテリした軟膏状なので、耳の中の凹凸にも届く。

ときどき、取り出したヨモギを親指と人差し指でもんでやる。また新鮮なエキスが出る。

耳の中がヨモギ汁で黒く汚れたり、小さなヨモギが付着しても気にしない。拭き取っては意味がないので、そのままにしておく。自分で首をふってとるか、乾いたら勝手に落ちるから大丈夫。

ただ、ヨモギをすりつぶす時に水気を含ませすぎて耳の中にエキスが流れたり、耳の中でヨモギを押しすぎてエキスが耳の中に流れたりしないように気をつけた。

2回目以降は、前回のヨモギエキスはふきとらず、上から塗って繰り返した。こすらず、そっと押さえる。

 

医者に頼るか自分で考えるか

その後ネットで調べてみたところ、症状は外耳炎と思われる感じだけれど、どのサイトにもすぐ獣医に診せろと書いてある。気持ちは分かるし、安心できるんだろうけど、やっぱり私は状況を理解して、できるだけ身体の力で治すのがいいと考えている。根本的に、体の抵抗力が強ければ同じ状況でも炎症にはならないはず。薬で症状だけを抑えても、問題は解決しない。それは当然のこと。それどころか、薬のせいで出すべきものが出せなくなって、問題は体内に残っていく。

とはいえ、現状の問題が分からなくては危ないので、今回はまず獣医師にみてもらい、状況を理解し解決策を考える、という方法をとった。

本来、人間も含めて動物は自分たちで治す力がある。そのために唾液があるし、睡眠がある。台湾の犬は放し飼いが多くて、とくに台東では脚が3本だったり、脚の先がなかったり、歪んでいたりする犬を見かける。それでも元気に走り回っていて、本人は幸せそうだ。きっと車の事故にあったけど、自分でなめて治したんだな、と思うにつけて、ハッとした。そうか、本当はこんな大怪我でも犬は自分で治せるんだ、と。

今回は耳のことなので、唾液は関係ないけれど、炎症を押さえるにはヨモギが本当に効果的だった。薬や医療だけに頼らず、自分で対処できることの大切さを痛感した。もちろんいつだって選択の基本は自己責任。薬を服用する害を考えたら、ヨモギをためして大正解だった。

ヨモギ自然療法の経過報告

ヨモギ初日の夜は、朝方痒そうにしていたけれど、カーラーが活躍。ヨモギを塗ってから、耳のくさい臭いがなくなった。

2日目は、朝には昨日のような耳垂れの臭いはまったくなし。昼は元気で、夜にとても痒そうにしていた。少し臭くて、熱を持っているのが分かる。カーラーが大活躍。かわいそうなので、耳の付け根を軽くもんであげたら、氣持ち良さそうにしていた。ヨモギエキスをつけてあげた後は、驚くほどすぐ落ち着いた。耳のでっぱりの部分の薄皮が、脱皮みたいにポコッとはがれた。

夜中に、珍しくキュンキュンと小さな声でなくので心配になってハウスから出すと、外に走って下痢と嘔吐。これはたぶん、ご飯のあげすぎが原因かと思われる。反省。不調の時はとくに、ご飯を減らして様子を見ないとダメだな。でもこの下痢はもしかしたら、シーフーの身体が自ら悪いものを出したのかも。中医学では、熱をもった症状をあえて下痢をさせて熱を下ろす方法がある。

ヨモギは朝晩のご飯のあとに、トイレもすんで落ち着いてからつけるようにした。1日2回。シーフーの場合はそれで十分だったみたい。

今日は3日目の昼だけれど、すっかり炎症も収まっていて、あのくさい臭いもまったくしない。赤かった耳も色が戻った。まだ念のためカーラーはつけている。明日以降は、夜だけつけようか。痒くなるのは夜のようなので、ひっかき防止に2,3日夜のカーラーを続けよう。シーフーも別段カーラーがうっとうしいようでもないようだし。

ヨモギは今日はお昼と夜にもつけて、様子を見ようと思う。

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