ダイエット失敗続きの私が見落としていた、目標設定の本当のコツ

昔の私は当然のように、体重減をダイエットの目標にしていた。

-3kgだったりー5kgだったりしたけれど、いつも頭に「身長からの適正体重」っていうのがあって、それと自分の体重を比べていた。ほかに何を目標にしたらいいのかも知らなかったし、ダイエットっていうものは、体重を落とすためのものだという思い込みがあった。

そして、そのダイエットはいつもことごとく失敗に終わった。

今は何年も体重計に乗っていない。持ってもいない。だけど、知り合いに「この1か月で急にきれいになった」と言われるほど、いきなり外見が変わってきた。しかもたかだがこの1か月ぐらいで。そのコツは、すごくシンプルで、あらためて考えてみたら当たり前なのに、これまでの失敗ダイエットではスポンと抜け落ちていた視点だった。

目標設定が、まず間違っていた

何のためにダイエットをするのと問われたら、昔の私なら「ヤセるため」と答えたと思う。でも今なら「美しくなるため」と答える。この違いが、これまでと今の違いで、今回のダイエットがものすごくいい感じに成功している理由だ。

ヤセるためにダイエットしていた昔の私にとっては、「体重を落とすこと」がダイエットの目標だった。その目標は「2か月で5kg減!」といった数字になる。だから、摂取カロリーを考えて、食べる量を減らして、さらに運動してカロリー消費して、置き換えダイエットに走ったりもした。数字、数字、数字、のダイエット。

でも、今回の私のダイエットは、今までと違う。

なぜなら、今回のダイエットはヤセるためじゃなく、美しくなるためのもの。だから、数字は関係ない。体重やカロリーなんか問題じゃない。「ヤセるためのダイエット=体重を落とす」だった昔の私、それなら「美しくなるためのダイエット=?」。

この”?”の場所に何が入るか、がはじめの課題だった。

美しくなるとはどういうことか?

そこでダイエットにあたって、まず「美しくなるとはどういうことか?」ということを考えた。

やり方は簡単で、自分が思う「美しい人」のイメージを箇条書きで書き出した。肌のきめが細かい、髪にツヤがある、スッとしている、しなやか、穏やか、芯がある、凛としている、柔らかい、肌にツヤがある・・・。

こうして書き出したものを眺めてみる。すると、「あ、私ダイエットしたいと思っていたけれど、モデルみたいに細くなりたいわけじゃなかった。女性らしいしなやかな体系になりたかったんだ」ということが目に見えて整理される。

だったら次は「女性らしい体系とはどういうものか?」だ。浮かぶのはヨガやピラティスの講師、バレリーナ、背筋がスッとして、でも柔らかで丸みがある体型。筋トレ系じゃなくて、柔軟性とインナーマッスルだな。

ほかにも、肌のきめ細かさやツヤ、穏やか、芯がある、この辺はどれも中医学から考えると「血」の問題。「良い血がたっぷりとあって、滞りなく巡っている」ということが目標になる。血が良ければ、そして隅々までたっぷりと巡っていれば、肌も髪も性格も、変わる。

ヤセるためのダイエットなら、体重を落とすことに注目して、食べることを減らして筋肉量や運動量を増やそうとする。でも、美しくなるためなら、逆に食べることこそが大切で重要なことになってくる。食べないことじゃなくて、食べることこそが大事なダイエット。

さらに、「がんばって運動する」よりも、「体を柔軟にして、インナーマッスルを鍛える」ことが私の目的にかなっていることを考えると、ヨガが浮かんだ。ピラティスもインナーマッスルだけれど、結局筋トレだから、やっても続かないことは経験済み。道具や場所が特別に必要だったり、出かけるのにヨイショがいるのもダメ。でもヨガはしばらくやったことがあって、まぁ結局これも以前は続かなかったわけだけれど、体を伸ばす気持ちよさを知っていたから、今回の目的にはヨガがベストな気がした。

ダイエットは一時的な「がんばり期間」じゃない

昔の失敗続きの私は、ダイエットを一時的な「がんばり期間」だと思っていた。でも今は、ダイエットは「生き方をつくりなおす期間」だと思っている。

実際、ダイエットの前と後では、暮らし方も生き方も物事の見方も考え方も、全部変わった。大事なことは、ダイエットだからって、がんばって無理して変えてはいけないということ。いまさら「こうあるべき」に自分を押し込んでも、苦しいだけ。

そうじゃなくて、じっくり自分を見て、聞いて、話して、感じて、甘やかして、開放して、ゆるして、手放して、ゆっくりと、のんびりと、行きつ戻りつするそのもどかしささえ楽しみながら、受け入れていく。

ただ漠然と「太すぎるからヤセたい」と思っていると、数字にとらわれて数字競争にはまってしまう。結果が分かりやすくて、満足しやすいから。でも、本当のダイエットに数字は関係ない。減らすんじゃなくて、自分を見つめて形作りなおす、という感じ。体がベストな体系になるのを脳(知識)が邪魔をしないようにしてあげれば、体は勝手にのびのびと美しくなる。

目標が変わったら、結果が変わった

ヤセることを目標とするダイエットと、美しくなることを目標とするダイエット。

小さな違いに思えるけれど、見ているところが全く違うから、方法も結果もまったく変わる。そう、試行錯誤の末に見つけたダイエットは、秘密にできないほど美しくなるダイエットで、それは、あり方を変えるダイエットだった。その本当の力のすさまじさは、私が今まさに経験しているとおり。

太っている、っていうコンプレックスをきっかけにして、自分を見直すチャンスに変える。ダイエットで変えるのは、体重計の数字でも、ご飯の量でもなくて、体でさえなくて、じつは生き方そのものだった。

自分の本当の気持にそった生き方が定まれば、結果は後からついてくる。望んだとおりの体になるし、心も整って、前向きでいい感じの自分になれる。そういう物理的な変化のスピードは、心の準備ができてしまえばあとはもう想像を超えていて、自分が一番びっくりするぐらいだった。

秘密にできないほど美しくなるダイエットのはじまりは、目標としたい美しさの定義からだった。

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