本当に満たされる、理想の仕事の見つけ方

仕事、というと、お金を得るための手段だと考えていた。

だけど、あるときあらためて仕事について考えていたら、仕事の時間って人生の大半を占めるものだと気づいた。働いて、遊ぶ。それがイコールになれば人生はいやおうなく豊かになる。

だけど、仕事は生活のため、遊びは仕事以外の時間の楽しみ、と考えていたらどうだろう。遊びだけが特別なご褒美で、仕事は生活と遊びのための我慢の時間になってしまう。じゃあ、働いているかぎり人生の大半は我慢と忍耐。

なんだかおかしい。

やりがいとか、他者への貢献、努力、感謝、仕事を意義あるものにするキーワードはあれこれ聞くけれど、では、どうすれば私たちは本当に満たされる理想の仕事、に巡り合えるのか。

20数年考え試行錯誤して、やっと見えた私の答えをお伝えしたいと思う。

本当に好きなことで食べていけるのか?

「好きなことを仕事にするな」という人がいる。「好きなことを仕事にしろ」という人がいる。「好きなことで食べていけるわけがない」という人がいる。

いったいどれが本当かというと、どれも本当だ。

何を信じて経験を重ねるかで、何ができるかは大きく変わってくる。できないからやらない、という人はずっとできないままだし、できないと言われても自分で納得いくまでやってみる人は、できるかできないかをまさに自分で経験できる。

これは、学校で教えてもらえない、とても大事なことのひとつだ。

人生はやってみないと、わからない。

別に、運命の仕事が30歳までに見つからないといけない、ということもないし、60歳が遅すぎるということもない。肉体的な限界があるとしても、年とともに知恵と経験でカバーするという面白みが加わるともいえる。

心血をそそぐ仕事が見つからなかったら負けということもなくて、探しながらあれこれ経験したことを楽しめたのなら、自分の中で納得と満足があれば、それもまた素敵な生き方だ。

好きなことで食べていけるか、と問われたら、今の私なら自信をもって「はい」と答える。

だけど、じつは本当の問題は、「好きなこととは何か」のほうだと気づいている人は案外少ない。

好きなこと、とはなんだろう

「好きなこと」というのはとても間違いやすい言葉だ。「幸せ」や「いい人」と同じぐらい、人によって解釈が変わる。

「得意」と「好き」は違う。

「得意」はうまくやれること。得意だからといって、好きとはかぎらない。

「好き」と思うために必要な要素は、人によって違う。だけど、「好き」の根本は変わらない。それは、「成長できる」「変化できる」「ほっとできる」といったこと。

つまり、気持ちよさ、なんじゃないだろうか。

言葉にできないところで体が受け取る気持ちよさ。それが「好き」の根っこだと思う。だから、頭で考えていてもわからない。やってみて気づくものだし、やり続けてみて気づくものだ。

本当に満たされる理想の仕事の見つけかた

一般的に仕事は、人の役に立つことが大事だとされる。

だから、ビジネスを考えるとき、人の役に立つことで、お金になりそうなものを探すことになる。人の会社に雇われるために、資格をとって能力を証明したり、会社のためにがんばって根気強く働く人間だということをアピールすることになる。

だけど、「本当に満たされる理想の仕事」を求めるなら、仕事の定義を変えてみてほしい。

仕事は、人の役に立つことが大事。人に喜んでもらうことが大事。

仕事は、自分を満たすためにするもの。自分が嬉しいことこそが大切。

 

自分を満たすことに一生懸命になるとき、人はすごい力を発揮する。集中力やアイディア、そういったものが必要なだけ湧いてくる。自分の能力だけでなく、運までも味方してくれるようになる。

そして、それがたまたま人の役にも立ち、お礼としてお金が循環するという仕組みができれば、自分で仕事を創ることができるようになる。もしくは、そういう人材を求めている人の下で働くことができるようになる。

人の役になんて立たなくていい。

自分を満たすために、学びたいことを学び、知りたいことを知り、経験したいことをし、聞きたいことを聞きに行き、試したいことを試す。

本当に満たされる理想の仕事は、自分を満たしていくうちに、見えてくるものだ。

「私にはこれが向いているらしい」「稼げるからこれをやろう」といってそれらしい仕事を選んでも、ちぐはぐな知識と嫌がる心に引っ張りまわされて疲れるのがおち。そのうち、心も自信も疲れ果て、そこから逃げ出すことさえ難しくなってしまう。

好きなことを仕事にしたいなら、理想の仕事を探しているなら、ぜひ覚えておいてほしい。一番に満たすべきは自分自身で、なにが自分を満たしてくれるのかをひとつひとつ味わいながら試してみることが、豊かな人生への近道だ。

そしてその勇気は、私たちの人生が必ずうまくいくように、巧妙にユニークに、思いがけない場所に運んでくれる。

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